交通事故で関節が衝撃を受け、その痛みが続くことがあります。代表的なのは肩関節・ひじ関節・手関節（上肢）、股関節・膝関節・脚関節（下肢）部分で、ぶつけたりひねったりすることで筋肉が硬直したり、可動域が大幅に狭められたりします。

筋肉の異常はレントゲンやMRIでは判別しにくく、異常なしと診断されてしまうことがよくあります。

しかし実際には筋肉が硬直していたり、肉離れを起こしてしまっていたりするのです。筋肉が硬くなるとその周りの血管も収縮し血流が悪くなりますから、痛みだけでなくしびれや腫れ、こわばりなどが発生することもあります。

関節痛が続く原因
関節痛は関節の周辺が骨折したり、半月板や靭帯、腱板などが損傷したりすることが主な原因とされています。しかし筋肉に柔軟性がありしっかり機能していれば、関節痛はそれほど長期に渡ることはありません。

日本人はO脚が多く、元々膝の関節痛を発症しやすいといわれています。また、関節を支える筋肉が衰えやすい運動不足の人や肥満気味の人、高齢者は事故によってさらに運動不足となり、関節の負担が増えて関節痛が治りにくいのです。

関節痛が慢性化する前に、早期治療で回復を目指しましょう。

当院では、関節痛を取り除くためだけの治療は行いません。いくら痛みを緩和しても、筋肉が硬直しやすい体質をそのままにしておくと、別の原因で関節痛が再発する可能性が高いからです。

そこで、まずは痛みを和らげるための施術を行ない、日常生活に支障が出ないようにしていきます。即効性のある治療法がありますので、多くの方が短期で痛みを軽減させています。

その後、関節痛を起こしにくくするための根本治療を行っていきます。関節に過度の負担がかかるのは、筋肉のつき方に大きな問題があるからです。

骨盤や骨格のバランスを調整し、正しい姿勢を取ることで筋肉がつき、しかも柔軟性を維持できるので関節をしっかり守ってくれるのです。

また、関節痛やしびれは自律神経の乱れによっても起こりやすいとされています。自律神経は首の前部分や背骨内にあるため、交通事故でその部分が損傷すると、関節痛を感じやすくなります。そこで、当院ではその部分も整え、自律神経の調整を行うようにしております。

事故後関節痛がある、生活に不便を感じるなどといったお悩みがある方は、当院の治療で早期改善を目指しましょう。